痛風の原因と予防

痛風発作は、炎症を抑える薬で早く治る事が多いですが、多くの場合は1年以内に同様の発作が発生することができます。繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れが拡がり、発作の間隔が次第に短くなっていく怖い病気です。ここまで進行すると、関節の痛みのみならず、関節周りや身体の様々な部位に結節ができたり、腎臓が悪くなったりします。最終的には重症の慢性痛風になる可能性も高く、大変危険な病気と言えます。

尿酸はどんな人のからだの中にも一定量あって、血液などの体液に溶けて循環し、尿の中に濾し取られて捨てられます。尿酸がたくさんつくられ過ぎたり、うまく排泄されなくなったりすると、体内に尿酸が増え過ぎて、血液の中に溶けきれなくなってしまいます。余った尿酸は、徐々に結晶になります。尿酸の濃度が高い状態が続くと、この尿酸塩の結晶が関節の内面に沈着してきます。痛風発作は、尿酸塩に対してからだの防御機構である白血球が反応し、攻撃する時に起こります。

現在、痛風患者数は年齢的には40歳以上の人に多く見られますが、最近では20代後半の若い人にも痛風発作を起こす人が増えてきました。これは、「食べ過ぎ」「ストレスが多い」「酒を多く飲む」といった生活習慣の乱れや、「エネルギッシュで手抜きができない」「激しい運動をする」といったことが大きく影響しているといわれています。

普段の生活で痛風の予防も大切なことだと言われています。痛風の予防において重要なのは、暴飲暴食をしないということです。ストレスの蓄積は、痛風の発病リスクを高める原因になります。それで、できるだけストレスを発散する方法を身に付けておくことが大事です。痛風の原因である尿酸は、排尿以外の方法では排出できません。そのため、水分補給をこまめに行うことが痛風予防に効果を発揮します。また、運動のしすぎは痛風の発病リスクを高めてしまいますが、程ほどの運動は痛風の予防に効果があります。